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産後6か月はリラキシンで骨盤が緩いって本当?大阪の産後専門整体師が論文で解説

産後骨盤矯正
産後6か月はリラキシンで骨盤が緩いって本当?大阪の産後専門整体師が論文で解説

執筆:産後骨盤矯正・ダイエット専門院doodle 院長 芳賀大晃(国家資格 はり師・きゅう師/産前産後整体mamaluxe認定店)|公開日:2026年9月27日

「産後はリラキシンというホルモンが半年くらい出ているから、骨盤がグラグラしているんだよ」
「授乳中はリラキシンが出続けるから、骨盤が緩んだままなんだって」

産後のママさんから、こうしたお話を聞くことがとても多くあります。実は私自身も、以前はこれに近い説明をしていた時期がありました。

ただ、あらためて医学論文を読み直してみると、「産後 リラキシン いつまで」という疑問に対して、これまでの説明はもう少し丁寧に言い直す必要があると感じるようになりました。この記事では、大阪市西区・四ツ橋で産後骨盤矯正・ダイエット専門院doodleを営む私が、産後のリラキシンと「骨盤が緩い」という話について、現在確認できる研究をもとに、できるだけわかりやすく整理します。

「今まで信じていたことが間違いだった」と不安になっていただくための記事ではありません。科学的に分かっている範囲を正確に知ることで、ご自身の身体とより前向きに向き合っていただけたら嬉しいです。

結論:産後半年間リラキシンが高いままとは確認されておらず、産後の不安定さはホルモン以外の体の変化も含めて考えることが大切です。

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目次

  1. 「産後はリラキシンで骨盤が緩い」と聞いたことはありませんか?
  2. そもそもリラキシンとは?
  3. リラキシンは産後いつまで分泌される?
  4. 「授乳中はリラキシンが出続ける」は本当?
  5. リラキシンが多いほど骨盤が緩む・痛くなる?
  6. では、なぜ産後は身体が不安定に感じるの?
  7. doodleが「骨盤を締める」だけで考えない理由
  8. まとめ:産後の骨盤をリラキシンだけで説明しない
  9. doodleに通われたママさんの声
  10. 産後のママさんからよくいただく質問
  11. この記事を書いた人
  12. ご予約・アクセス(大阪市西区・四ツ橋)
  13. 参考文献

「産後はリラキシンで骨盤が緩い」と聞いたことはありませんか?

産後のママさん向けの情報では、次のような説明をよく見かけます。

  • 産後はリラキシンというホルモンが半年ほど出続ける
  • 授乳中はリラキシンが出続ける
  • だから産後の骨盤はずっと緩くてグラグラしている
  • 骨盤が緩んでいる今のうちに、骨盤矯正で締める必要がある

とてもわかりやすい説明なので、広く伝わってきたのだと思います。私も産後のママさんに身体のことを説明するとき、「ホルモンの影響で…」という言葉を使ってきました。

ただ、産後のリラキシンと骨盤の緩みについて書かれた論文を一つずつ確認していくと、「産後6か月間、あるいは授乳中ずっと血中リラキシンが高い状態が続き、そのせいで骨盤の靭帯が緩み続ける」と説明できるだけの十分な根拠は、現時点では見つかりませんでした。

これは「今までの説明がすべて誤りだった」という意味ではありません。これまでそう説明されることも多くありましたが、現在確認できる研究から考えると、もう少し丁寧に説明する必要がある、というのがこの記事のスタンスです。

院長コメント
産後の身体を説明するとき、「リラキシン」という言葉は便利でした。でも、ママさんの大切な身体のことだからこそ、分かっている範囲を正確にお伝えしたいと考え、この記事を書くことにしました。

そもそもリラキシンとは?

リラキシンは、妊娠に関わるホルモンの一つです。名前のとおり、組織を「リラックス(ゆるめる)」させる働きがあると考えられてきました。

リラキシンの発見は、1920年代に行われたモルモットなどの動物実験がきっかけとされています。出産前の動物で、恥骨をつなぐ靭帯がやわらかくなり広がる現象が観察され、その原因物質として名づけられました(Physiological Reviews 2013年の総説)。

ヒトのリラキシンは「黄体」から出る

ヒトの妊娠では、血液中を流れるリラキシンの主な出どころは黄体(おうたい)とされています。黄体とは、排卵のあとに卵巣にできる、ホルモンを分泌する組織のことです。

ピークは「妊娠初期」

ヒトの血中リラキシン濃度は、妊娠初期に上昇し、第1三半期(妊娠初期のおよそ3か月間)にピークを迎え、その後は低下するとされています。つまり、「出産が近づくにつれてどんどん増えていく」ホルモンではないということです。

動物の話を、そのままヒトに当てはめない

「出産直前にリラキシンが大量に分泌されて、骨盤を一気に緩める」という説明を目にすることがあります。これは一部の動物で見られる現象ですが、ヒトでは他の哺乳類のような出産前後の大きなリラキシン上昇は起こらないとする総説もあります(Jelinicら 2018年の総説)。動物で分かったことを、そのままヒトの産後の骨盤に当てはめることには注意が必要です。

リラキシンは産後いつまで分泌される?

では、リラキシンは産後いつまで出ているのでしょうか。「産後6ヶ月」「産後半年」とよく言われますが、実際の研究を見てみましょう。

1989年・オーストラリアの研究

Eddieら(1989年)は、正期産(予定日前後の出産)の女性12人と早産の女性16人を対象に、産後3日目の血清(血液の成分)と母乳に含まれるリラキシンを調べました。さらにその一部の方(正期産8人・早産6人)については、産後6週にも同じように調べています。

研究でわかったこと

  • 産後3日目:血清中にも母乳中にもリラキシンが測定された
  • 産後6週:調べた女性の血清中ではリラキシンが測定されなかった
  • 産後6週:一方で母乳中では多くの方からリラキシンが測定された(正期産8人中6人、早産6人中5人)

この研究から言えること・言えないこと

この研究は対象者が少なく、30年以上前のものです。そのため、「すべての女性で産後6週にリラキシンが完全にゼロになる」とまでは言えません。

ただ、産後6週の血清中でリラキシンが測定されなかった研究があることは事実です。少なくとも、「産後半年間、血中リラキシンが高い状態が続く」と単純に説明する根拠にはなりにくいと私は考えています。

現在確認できる研究では、産後半年間リラキシンが高い状態が続くとは確認されていません。これが、「リラキシン 産後6ヶ月」という疑問に対する、今の時点での正直な答えです。

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「授乳中はリラキシンが出続ける」は本当?

先ほどの研究で、産後6週でも母乳中にリラキシンが測定されたことを見てきました。ここから「授乳中はリラキシンが出続ける」「だから授乳中は骨盤が緩い」と説明されることがあります。

ですが、ここは少し立ち止まって考える必要があります。

「母乳にリラキシンが存在する」
  ↓ イコールではない
「授乳中の母親の血中リラキシン濃度が高い」
  ↓ イコールではない
「授乳中はリラキシンによって骨盤が緩み続ける」

同じ研究で、産後6週の母乳からはリラキシンが測定された一方、血清からは測定されませんでした。研究者たちも、母乳中のリラキシンは黄体以外の場所で作られている可能性を示唆しています。

つまり、母乳中にリラキシンが存在することと、母親の血中リラキシンが高い状態が続くことは、分けて考える必要があります。

「授乳中はリラキシンが出ない」と言い切れるわけでもありません。研究が少なく、まだ分からない部分も残っています。ただ、「授乳中 リラキシン」を理由に、授乳しているママさんが「私の骨盤はずっと緩いままなんだ」と過度に心配する必要はないと、私は考えています。

院長コメント
授乳中のママさんから「卒乳するまで骨盤は戻らないんですか?」と聞かれることがあります。授乳をがんばっているママさんが、そのことで不安を抱えるのは本当にもったいないことです。授乳中でも身体を整えていくことは十分にできますよ。

リラキシンが多いほど骨盤が緩む・痛くなる?

次に、「リラキシンが多いほど骨盤が緩くなり、骨盤まわりが痛くなる」という説明についてです。ここでよく出てくる骨盤帯痛(こつばんたいつう)とは、恥骨や仙骨(骨盤の後ろ側の骨)まわりなど、骨盤周辺に起こる痛みのことです。

2012年のシステマティックレビュー

システマティックレビューとは、あるテーマについての研究を決められた方法で集め、まとめて評価する研究のことです。

Aldabeら(2012年)は、妊娠関連骨盤帯痛とリラキシン濃度の関連を調べた6つの研究を検討しました。そのうち質が高いと評価された4研究のうち、3研究ではリラキシン濃度と骨盤帯痛との関連が認められませんでした。レビュー全体としても、両者の関連を支持するエビデンス(科学的根拠)のレベルは低いと結論づけています(論文全文)。

2021年のスコーピングレビュー

スコーピングレビューとは、あるテーマについてどんな研究がどれくらいあるのかを幅広く整理する研究です。

Daneauら(2021年)は、妊娠に関わるホルモンと腰や骨盤の痛みとの関係を調べた9研究を検討しました。リラキシンについては、

  • 関連があったとする研究:4研究
  • 関連がなかったとする研究:5研究

と結果が分かれています。著者らは、研究数が少ないこと、研究方法がそろっていないこと、研究の質などを理由に、妊娠関連ホルモンと腰骨盤痛との関連は明確ではないとしています。

産後まで追跡した研究も

Hansenら(1996年)は、骨盤まわりの症状がある妊婦さん38人を妊娠中から産後2か月・6か月まで追跡し、症状のない14人と比べました。その結果、血清リラキシン濃度に差は認められず、著者らは症状を伴う骨盤帯の弛緩にリラキシンが重要な役割を持つことを支持しない、と結論づけています。

まとめると

リラキシンと骨盤帯痛との関係については、研究結果が一致していません。「リラキシンと骨盤の緩みは無関係」と言い切れるわけではありませんが、「リラキシンが高い=骨盤が緩い=痛みが出る」という一直線の説明は難しい、というのが現在の研究から言えることだと考えています。

では、なぜ産後は身体が不安定に感じるの?

ここまで読んで、「じゃあ、産後に骨盤がグラグラする感じや、腰まわりの不安定さは何なの?」と思われた方もいらっしゃると思います。その感覚は、決して気のせいではありません。

大切なのは、ホルモンの血中濃度が低下することと、身体機能が妊娠前の状態に戻ることは同じではないという点です。「リラキシンが下がった=身体が完全に元通り」ではないのです。

妊娠・出産を通して、身体には次のようなさまざまな変化が起こります。

  • 腹壁(お腹の筋肉)の変化:大きくなったお腹を支えるために腹筋が引き伸ばされ、左右の腹筋の間が広がる「腹直筋離開(ふくちょくきんりかい)」が起こることもあります
  • 骨盤底(こつばんてい)の変化:骨盤の底でハンモックのように内臓を支える筋肉群が、妊娠中の重みや出産で負担を受けます
  • 筋力の低下:妊娠後期から産後にかけて活動量が減り、お尻や体幹の筋力が落ちやすくなります
  • 姿勢・重心の変化:お腹が前に出た姿勢が続いたことで、骨盤の傾きや重心の位置が変わりやすくなります
  • 動作・生活の負担:抱っこ、授乳、おむつ替え、寝不足など、産後は身体への負荷が一気に増えます
  • 組織への負荷:出産そのものによる骨盤まわりの組織へのダメージも、回復に時間がかかることがあります

これらが重なることで、「骨盤が緩い」「身体に力が入りにくい」「支えにくい」と感じやすくなると私は考えています。

例えば、骨盤が前に傾いた姿勢(反り腰)が続くと、腹筋に力が入りにくくなり、骨盤まわりも安定しにくくなります。また、身体のどこかに不調があると他の筋肉がそれをかばう代償動作が起こり、首や肩、背中にまで影響が広がることもあります(姿勢と骨盤の関係については、巻き肩が治らないのは骨盤のせい?産後に知っておくべき姿勢の話でも詳しく解説しています)。

だからこそ、産後の身体をリラキシンだけで説明するのではなく、妊娠・出産によるさまざまな身体の変化を総合的に考えることが大切です。米国産科婦人科学会(ACOG)も、産後は医学的に安全なタイミングから徐々に運動を再開し、腹部や骨盤底を含めた身体機能の回復に取り組むことを示しています(ACOG Committee Opinion/ACOG:Exercise After Pregnancy)。

doodleが「骨盤を締める」だけで考えない理由

こうした研究を踏まえて、doodleでは次のような考え方はとっていません。

  • 開いた骨盤を力で締める
  • リラキシンが出ているうちに、急いで骨盤を元に戻す

その代わりに大切にしているのは、産後の身体の状態を評価し、その方に必要なケアや運動を通して、身体が支えやすく・動きやすい状態を取り戻していくことです。

doodleで確認していること

  • 骨盤の前後の傾きと重心の位置:左右差よりも、前後の傾きや重心がどこにあるかを重視しています
  • 肋骨の開き・股関節・足首:骨盤だけでなく、全身のつながりを確認します
  • 巻き肩・猫背・ストレートネック:抱っこや授乳の姿勢による影響を見ます
  • お腹と骨盤底の状態:フランス式のペリネケア(骨盤底ケア)や腹直筋離開のケアを行います
  • 日常の動き方:抱っこ・授乳・立ち上がりなど、生活の中での身体の使い方をお伝えします

骨は、周りの筋肉の引っ張り合いによって位置が決まります。だからこそ、骨格への施術だけでなく、筋肉の状態や動き方まで含めてアプローチすることが大切だと考えています。

「本気で学びたい」という思いから

私は日本国内で赤ちゃん整体を学んだ後、産前産後ケアの先進国であるフランスに渡り、赤ちゃん整体(オステオパシー)の専門家シャルロット・オーベル氏に直接師事しました。ママと赤ちゃんの身体に本気で向き合いたい、その一心でした。フランスで学んだ産前産後ケアの考え方も、日々の施術に活かしています。

院選びで確認していただきたいこと

産後の骨盤ケアは、どこに通っても基本的に身体にとって良い時間になると私は考えています。そのうえで、院を選ぶときは次の2点を確認していただくと安心です。

  1. 回数・期間の目安を提示しているか
  2. ホームページやSNSで料金・期間を明確に発信しているか

doodleでは、3か月・8回の通院で卒業するプログラムを基本にしています。ゴールが見えていることで、忙しい育児の中でも安心して取り組んでいただけます。

ダイエットについての正直な話

骨盤矯正そのもので体重が大きく落ちるとは、私は考えていません。体型の変化を望まれる方には、運動なしで食事の中身を見直す体質改善ダイエットもご提案しています。ただ、タイミングでない方に無理にすすめることはありません(産後ダイエットの考え方は産後ダイエットの正しい始め方もご覧ください)。

産後のお悩み全体を整理したい方は、産後骨盤矯正・ダイエット完全ガイドもあわせてお読みください。

まとめ:産後の骨盤をリラキシンだけで説明しない

  • 妊娠中にリラキシンが分泌されること自体は事実です
  • ヒトの血中リラキシンは、妊娠初期にピークを迎え、その後低下するとされています
  • 産後6週の血清中でリラキシンが測定されなかった研究があり、現在確認できる研究では、産後半年間リラキシンが高い状態が続くとは確認されていません
  • 母乳中にリラキシンが存在することと、母親の血中リラキシンが高い状態が続くことは分けて考える必要があります
  • リラキシンと骨盤帯痛との関係については、研究結果が一致していません
  • ホルモンの血中濃度が低下することと、身体機能が妊娠前の状態に戻ることは同じではありません

産後の骨盤が不安定に感じるのは、ママさんの身体が妊娠・出産という大きな仕事をやり遂げた証でもあります。「ホルモンのせいだから仕方ない」「時期を逃したらもう戻らない」と考える必要はありません。

今の身体の状態を知り、一つずつ整えていくことで、身体は支えやすく、動きやすくなっていきます。大阪市西区・四ツ橋・心斎橋・堀江・本町エリアで産後の身体にお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

doodleに通われたママさんの声

産後骨盤矯正で通われたママさんから、次のようなお声をいただいています(個人の感想であり、効果には個人差があります)。

骨盤矯正はもちろんのこと、腰痛、背中痛など育児でボロボロの身体がここに来ると帰りには毎回スッキリ、身軽になります!今回で一応卒業ですが、これからも先生にお世話になっていきたいし、骨盤矯正、痛みなどある人にはオススメしていこうと思ってます!ありがとうございました♡

20代女性 1人目産後3ヶ月・産後骨盤矯正

元々、産後の骨盤矯正を目的に通っていましたが、矯正はもちろん、姿勢やボディーラインも良くなり、自分の自信につながりました!託児も安心して利用でき大満足です!ありがとうございました。

30代女性 3人目産後2ヶ月・産後骨盤矯正

毎回楽しく施術してもらいました。抱っこ紐による腰痛も改善でき、正しい姿勢を指導してもらいました。骨盤矯正が終わっても又通いたいです。先生サイコー!

30代女性 1人目産後2ヶ月・産後骨盤矯正

いつも丁寧にヒアリングをして施術してくださるので、つらい痛みやだるさが、本当に軽くなり、毎回来るのが楽しみでした!子育てのアドバイスもくれるので、心も身体も一緒にケアしてくれるステキな場所です!ありがとうございました!

30代女性 2人目産後3ヶ月・産後骨盤矯正

日々の育児で身体も心も疲れていましたが、毎週この施術を楽しみにしながら通いました!こんなにもスッキリ&自己肯定感が上がるとは驚きです。

30代女性 2人目産後2年・産後骨盤矯正

「ホルモンのせいだから仕方ない」と、ひとりで我慢していませんか?

産後の身体は、今からでも整えていけます。抱っこでつらい腰、支えにくい骨盤、戻らない体型。赤ちゃんを託児スタッフに預けて、ゆっくりご自身の身体と向き合う時間をつくりませんか。

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産後のママさんからよくいただく質問

Q. 産後、リラキシンはいつまで出ているのですか?

A. ヒトの妊娠では、血中リラキシンは妊娠初期(第1三半期)にピークを迎え、その後は低下するとされています。産後については、産後3日の血清では測定された一方、産後6週に調べた女性の血清では測定されなかったという研究があります。小規模で古い研究のため全員に当てはまるとは言えませんが、現在確認できる研究では、産後半年間リラキシンが高い状態が続くとは確認されていません。

Q. 授乳中はリラキシンが出続けるというのは本当ですか?

A. 母乳中にリラキシンが存在することは研究で報告されており、産後6週でも多くの方の母乳から測定されています。ただし同じ研究で、産後6週の血清ではリラキシンは測定されませんでした。母乳中にリラキシンが存在することと、母親の血中リラキシンが高い状態が続くことは分けて考える必要があります。

Q. 母乳にリラキシンが含まれるなら、ママの骨盤も緩んだままなのでは?

A. 「母乳にリラキシンがある」ことから「ママの血中濃度が高い」「そのため骨盤が緩み続ける」とまで結論づけられる研究は、現時点では確認できていません。授乳中であることを理由に、必要以上に不安になる必要はないと私は考えています。

Q. リラキシンが多い人ほど、骨盤が緩くて痛みが出やすいのですか?

A. リラキシンと骨盤帯痛との関係については、研究結果が一致していません。2012年のシステマティックレビューでは関連を支持するエビデンスは低いとされ、2021年のスコーピングレビューでも関連ありが4研究、関連なしが5研究と結果が分かれています。「リラキシンが高い=骨盤が緩い=痛い」という一直線の説明は難しいのが現状です。

Q. 産後6か月を過ぎたら、骨盤ケアはもう遅いのでしょうか?

A. 遅いということはありません。産後の身体の回復は、ホルモンだけでなく筋力・姿勢・動作・育児による負担などさまざまな要素が関わるため、産後6か月以降でも身体を整えていくことは十分に可能です。当院では産後数年経った方も通われています。

Q. リラキシンが下がれば、産後の体は元通りになりますか?

A. ホルモンの血中濃度が低下することと、身体機能が妊娠前の状態に戻ることは同じではありません。お腹の筋肉や骨盤底、姿勢や重心などは、妊娠・出産を通して変化しているため、回復には時間とケアが必要なことが多いです。

Q. 産後、骨盤がグラグラ・不安定に感じるのはなぜですか?

A. 腹壁(お腹の筋肉)のゆるみ、骨盤底筋の機能低下、筋力の低下、姿勢や重心の変化、抱っこや授乳による負担など、複数の要素が重なっていると考えられます。リラキシンだけで説明するのではなく、身体全体の状態を見ることが大切です。

Q. doodleの骨盤矯正は「骨盤を締める」施術ですか?

A. 当院では「開いた骨盤を力で締める」という考え方はとっていません。骨盤の傾き、重心、肋骨や股関節、腹部・骨盤底の状態などを確認し、その方に必要なケアや運動を通して、身体が支えやすく動きやすい状態を取り戻していくことを大切にしています。

Q. 産後いつから施術を受けられますか?

A. 自然分娩・無痛分娩の方は産後1か月から、帝王切開の方は傷の状態を考慮して産後2か月からを目安にしています。体調や医師の指示を優先し、不安な場合は事前にLINEでご相談ください。

Q. 料金はいくらですか?

A. 初回体験は¥3,000(通常¥11,000)です。産後骨盤ケアコースは1回¥11,000、8回券は1回あたり¥9,000です。トレーニングや鍼灸、痩身マシンを組み合わせたコースもございます。

Q. 赤ちゃんと一緒に通えますか?

A. はい。平日9:30〜15:00は、育児経験のある専属スタッフによる無料託児をご利用いただけます。赤ちゃん連れで大阪市西区・四ツ橋・心斎橋・堀江・本町エリアから通われる方が多くいらっしゃいます。

Q. 病院を受診したほうがよいのはどんな場合ですか?

A. 歩けないほどの強い痛み、安静にしていても続く痛み、しびれや力の入りにくさ、発熱、出血、排尿・排便の異常などがある場合は、整体ではなく医療機関での診断が必要です。まずは産婦人科や整形外科などにご相談ください。

この記事を書いた人

芳賀 大晃(はが だいこう)
産後骨盤矯正・ダイエット専門院doodle 院長/産前産後専門整体師

大阪ハイテクノロジー専門学校 夜間鍼灸師学科卒業。国家資格 はり師・きゅう師、ダイエットエキスパート、大師流小児はり上級課程修了、産前産後整体mamaluxe認定店。日本国内で赤ちゃん整体を学んだ後、産前産後ケア先進国フランスに渡り、赤ちゃん整体の専門家シャルロット・オーベル氏に直接師事。野村鍼灸整骨院・肩こり専門整体院・骨盤矯正専門院・自律神経専門整体など複数の専門院での臨床経験を経て、赤ちゃんと通える産後骨盤矯正・ダイエット専門院doodleを開院。3人の子どもの父親でもある。

「科学的に分かっている範囲をできるだけ正確に伝える」ことを大切に、産後のママさんの身体と心に寄り添う発信を続けています。

ご予約・アクセス(大阪市西区・四ツ橋)

初回体験 ¥3,000(通常¥11,000)

産後骨盤ケア・ペリネケア・腹直筋離開ケアまで、今の身体の状態を丁寧に確認します。

院名産後骨盤矯正・ダイエット専門院 doodle(ドゥードル)
住所大阪府大阪市西区新町1-8-24 FM Yotsubashi BLDG 5B
アクセス四ツ橋駅 徒歩4分/心斎橋駅 徒歩6分(堀江・本町エリアからも通いやすい立地です)
電話06-4400-9300
営業時間平日 9:30〜20:00/土曜 9:30〜15:00(日祝休診)
託児平日 9:30〜15:00 無料(育児経験のある専属スタッフ)
駐車場近隣のコインパーキングをご利用ください

医療機関への相談について
歩けないほどの強い痛み、安静時も続く痛み、しびれ、発熱、出血、排尿・排便の異常などがある場合は、医療機関での診断・治療が必要なことがあります。まずは産婦人科・整形外科などの医療機関にご相談ください。doodleの施術は医療行為ではなく、診断や治療を行うものではありません。

参考文献

  1. Eddie LW, Sutton B, Fitzgerald S, Bell RJ, Johnston PD, Tregear GW. Relaxin in paired samples of serum and milk from women after term and preterm delivery. Am J Obstet Gynecol. 1989;161(4):970-973. PubMed
  2. Aldabe D, Ribeiro DC, Milosavljevic S, et al. Pregnancy-related pelvic girdle pain and its relationship with relaxin levels during pregnancy: a systematic review. Eur Spine J. 2012;21(9):1769-1776. PubMed/全文(PMC)
  3. Daneau C, Houle M, Pasquier M, Ruchat SM, Descarreaux M. Association Between Pregnancy-Related Hormones and Lumbopelvic Pain Characteristics in Pregnant Women: A Scoping Review. J Manipulative Physiol Ther. 2021;44(7):573-583. PubMed
  4. Hansen A, Jensen DV, Larsen E, Wilken-Jensen C, Petersen LK. Relaxin is not related to symptom-giving pelvic girdle relaxation in pregnant women. Acta Obstet Gynecol Scand. 1996;75(3):245-249. PubMed
  5. Bathgate RAD, Halls ML, van der Westhuizen ET, Callander GE, Kocan M, Summers RJ. Relaxin Family Peptides and Their Receptors. Physiol Rev. 2013;93(1):405-480. Physiological Reviews
  6. Jelinic M, et al. Peptide hormone relaxin: from bench to bedside. Am J Physiol Regul Integr Comp Physiol. 2018;314(6):R753-R760. American Journal of Physiology
  7. American College of Obstetricians and Gynecologists. Physical Activity and Exercise During Pregnancy and the Postpartum Period. ACOG Committee Opinion No. 804. 2020. ACOG
  8. American College of Obstetricians and Gynecologists. Exercise After Pregnancy (FAQ). ACOG

※本記事は公開時点で確認できた研究をもとに作成しています。新しい研究が報告された場合は内容を更新します。

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