診療時間
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
9:30-20:00 |
託児サービス
利用時間
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
9:30-15:00 | |||||||
9:30-16:30 |
550-0013
大阪府大阪市西区新町1-8-24 FM Yotsubashi BLDG 5B
四つ橋駅から徒歩4分/駐車場あり
敷地内に8台サンキュードラッグさんの隣
敷地内に4台音を支える人力五十嵐聡センターさん横
出産は女性の体にとって非常に大きな出来事であり、同時にホルモンバランスにも大きな変化が生じます。ここでは代表的なホルモンとその影響を見ていきましょう。
妊娠中はエストロゲン(女性ホルモン)が増加しますが、出産後に急激に減少します。これにより、代謝が一時的に落ち、脂肪が燃えにくい状態になります。さらに、肌荒れや情緒不安定といった不調も現れやすくなります。
プロゲステロンは妊娠を維持するためのホルモンですが、出産とともにその役割を終え、分泌が減少します。この変化により、自律神経の乱れや冷え、むくみなどが起こることもあり、体重減少の妨げになります。
出産後、母乳を分泌させる「オキシトシン」は愛情ホルモンとも呼ばれ、子育てにおいて重要な役割を担います。このホルモンはストレスを和らげる効果がありますが、ストレスが多いと分泌が妨げられ、食欲のコントロールが難しくなることも。
母乳をつくるために必要な「プロラクチン」は、赤ちゃんに栄養を届ける役割がありますが、その一方で食欲を刺激する作用も。これにより、産後の過食や体重の増加につながることも少なくありません。
なぜホルモンの変化が体重の落ちにくさに繋がるのか。その具体的な要因を見ていきましょう。
エストロゲンの減少は基礎代謝の低下を引き起こします。これにより、普段と同じ食事をしていても、体が脂肪を蓄えやすくなります。特にお腹まわりや下半身に脂肪がつきやすいのが特徴です。
育児や睡眠不足によるストレスがコルチゾール(ストレスホルモン)を増加させ、脂肪の蓄積を促進します。さらに、ストレスはオキシトシンやセロトニンの分泌を妨げ、情緒の不安定さや過食を招く悪循環に。
プロゲステロンやエストロゲンのバランスが乱れると、水分の排出がスムーズにいかず、むくみや体重の増加につながります。これにより「太ったように感じる」ケースも少なくありません。
ホルモンの働きは意識的な生活改善によってサポートすることができます。日常に取り入れたい習慣を紹介します。
十分な睡眠はホルモンの分泌を安定させる最も基本的な方法です。特に22時〜2時は「成長ホルモン」が分泌される時間帯。赤ちゃんの夜泣きなどで難しい場合もありますが、日中の仮眠などで睡眠を補いましょう。
血糖値の急激な上下はホルモンの乱れを招きやすいため、白米よりも玄米や雑穀を、スイーツよりも果物やナッツを選ぶと◎。食事のバランスも整い、結果的にダイエットにもつながります。
産後すぐの激しい運動はNGですが、軽いストレッチやウォーキングなどで血流を促すことで、ホルモンの働きもスムーズになります。骨盤を意識したエクササイズもおすすめです。
ホルモンバランスはストレスの影響を強く受けます。深呼吸や瞑想、ハーブティーなど、自分に合ったリラックス方法を見つけましょう。無理に我慢せず、家族やパートナーに頼ることも大切です。
「このまま体重が戻らないのでは…」と不安に思うかもしれませんが、ホルモンのバランスが整ってくると、自然と痩せやすくなるタイミングが訪れます。
多くの女性は産後3〜6ヶ月でホルモンバランスが徐々に落ち着いてきます。この時期から代謝も回復傾向にあるため、軽い運動や食事の見直しで体重が落ちやすくなります。
授乳が終わるとプロラクチンの分泌も減少し、食欲が落ち着いてくる人も多いです。ただし、急に摂取カロリーを減らすと体調を崩しやすいため、段階的な調整が必要です。
ホルモンバランスが安定し、生活リズムも整ってくる産後6ヶ月〜1年が、もっとも体重が落ちやすい時期です。この期間に焦らずコツコツと取り組むことが、成功への近道です。
産後の体重変化にはホルモンバランスが大きく関わっています。無理な食事制限や過度な運動ではなく、まずは体の声に耳を傾け、ホルモンに優しい生活を心がけましょう。
「痩せる」ではなく「整える」を意識することで、体も心も軽やかに。自分自身を大切にする時間を作りながら、少しずつ理想の体型に近づいていきましょう。